結婚したころ、父からもらったオメガの腕時計。






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政治家だった祖父が、視察に行った某国で買ったものだという。
それを、1972年頃だろうか、結婚した父に記念に譲ったのだという。

僕が知る限り父は、これ以外の時計をしていない。
また板前として板場に立つときもずっとしていたと思う。


それを、19年前に僕が結婚を伝えたときに、譲ってくれた。

「順番だ」という。

息子にも引き継げということだろうか。






20代の僕にはその価値がわからずずっと眠らせていたのだが、
最近出してみて驚いた。

「こいつ、動くぞ!」

19年放置されていた時計は見事に時を刻みだした。
さすがオメガ。


だがさすがに経年と使用による劣化は否めない。
特にチェーンの間の汚れは半端なかった。






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そこで思いついたのが、メガネの洗浄に使う発泡洗浄剤。
皮脂汚れに強そうだ。

さっそくチェーンを浸けてみる。
ケース部分は、万が一防水が切れていたらやばいので、今回はチェーンだけ。






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みるみる汚れが落ちていく。
3分ほどして発泡が収まったので出して濯いでみる。







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ピカピカになった!

本体はやはりオーバーホールが必要な感じだ。
が、時計のバンドはこれで奇麗になることがわかり、よかった。

早くオメガの似合う男になろう笑。