子供たちがパソコンでゲラゲラ笑って観ているのは、
「キングオブコント2016」である。

最近「エンタの神様」とかのお笑い番組を喜んで観ている。



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最近のお笑いは、以前とはだいぶ違ってきたな、と思う。

コントと言うよりは「寸劇」に近いと感じる。
芸人の演技力がかなりハイレベルだと感じる。

そういえば、芸人出身で役者をする人が増えたが、
芸人として身に着けた演技力の副産物なのかもしれない。



実はこの「寸劇」のようなお笑いが、子供にウケるポイントだと思う。
というのは、スタンドマイク一本で二人でネタを話す、
かつての王道のようなコント、漫才?はウケないのだ。

ネタの「中味」で笑っているのではないのである。




幼児が関心を示すものとして、「シンクロ」と「リピート」があると言われる。

「シンクロ」というのは、同じことを複数の人がすることだ。
これはどういうものを指すのか、残念ながら僕には理解できていない。

が、「リピート」というのは単純だ、同じことを繰り返すことなのである。




例えばうちの子が大好きなコントの一つ、
昨年のキングオブコントの優勝者、コロコロチキチキペッパーズのネタ、
「卓球」。



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音楽に合わせて、「さぁ!」という掛け声と、「くれーい!」というポーズ(画像の右の人がしているポーズ)がなんども繰り返される。

これが出るたびに、思い切り笑う。


もう一つ、タイトルは分らないがいじめられっ子と天使のコント、



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右の子供が泣くたびに天使は引っ込み、やる気を出すとまた出て来るのだが、
天使が引っ込むたびに特に娘は大笑いなのだ。

つまり同じことが期待通りに繰り返されることが、子供を安心させ、笑わせるのだ。




さらに子供が好きなネタを。


"ライス"

「〇〇をくれー」 というセリフが繰り返される。


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"ロッチ"

「地獄行きだー!」 がリピートする。


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ちょっとひねった所では、

"バイきんぐ" の「教習所」というネタ。


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バイきんぐの他のネタでは笑わないのだが、

「なんて言えばいい!?」 というセリフと、

「ザマぁないね、うぉー!」×3回


というセリフのところだけ爆笑である。
これはネタのこのセリフを覚えていて、期待されたとおりに演じられるところがヒットするのだろう。

幼稚園児に小島よしおが人気だと言うが、
それは何を話していても結局、「そんなの関係ねえ」があるから。




あれ? 何を言いたいんだっけ?

そうそう、最近のお笑いは演技力が大切だなあ、ということ。


でもまあそういうことは置いておいて、
子供たちが無邪気に笑っている姿は、かわいいねえ。